性教育の思い出

皆さんは学校での性教育がどんなものだったか覚えてるでしょうか? たぶんあんまり記憶に残ってないと思うんですが、積極的にするというよりは「とりあえずやっときました」的なものだったと思います。それは今も昔もあまり変わってないだろうと思います。

自分の場合、最初の性教育は小学校5年の時だったと記憶しています。ちょうど思春期の入口ってとこですよね。確か課外授業的な時間に何の予告もなくいきなり男女の性器の断面図みたいなスライドを見せられたと思います。そのとき僕には何が始まったのか全く理解できませんでした(笑)。

その頃はまだビデオというものが普及してなかったので、たぶんスライドを上映しながら音声はテープで流していたのだろうと思います。つまり先生が説明するわけじゃなくて既成の教材を再生してるだけなんですよね。いかにもおざなりです(笑)。その時どんなことを言っていたかというと、おちんちんには海綿体というスポンジみたいなものがあって興奮すると血液が流れ込んで立つんだということを言ってました。その頃、僕はまだ勃起する意味がわからなくて病気かもしれないと思ってたので、その時はじめて病気じゃないということがわかって安心しました(笑)。

とりわけ僕の興味を引いたのは、眠っている間におちんちんが固くなって精液というものが出る(要するに夢精ですね)ということでした。その頃おちんちんはおしっこが出るところとしか思っていなかったので、もちろん精液なんて聞いたこともありませんでした。もともとうんこやおしっこが大好きだったので(笑)、精液ってどんなものだろうと興味津々で、「その時」をずっと楽しみにしていました。スライド上映が終わった後、男女別に集められて男子には男の先生が説明しました。確かおちんちんの皮が剥けたら清潔にしておくようにというようなことを言ってたと思いますが、僕には何で皮が剥けるのか全く理解できませんでした(笑)。だって理由を何も説明してくれないんですから・・

次に性教育があったのは中学1年の時だったと思います。さすがにその年頃になるとみんなおちんちんに興味津々なのでクスクス笑っている子もたくさんいました。内容はやっぱり小学校の時とあまり変わらなくて、既成のスライド教材を流しているだけでした。いかにもやる気なさそうですね(笑)。その時はじめて聞いたのはオナニーのことでした。といっても直接的にオナニーに言及したわけじゃなくて、精通には本物と偽物があるというようなことを言ってたのを覚えています。つまり夢精が本物の精通でオナニーは偽物だということを言いたかったのでしょう。それは暗にオナニーを否定しているようにしか思えませんね。もちろんその頃の僕はオナニーなんて全く知らなかったので、話を聞いても何を言ってるのか全く理解できませんでした(笑)。それからさほど遠くない先に「本物」の精通を経験することになるのです。それは僕にとって衝撃的な体験でしたね・・

今の時代はどうなのか知りませんが、日本の性教育の本質はあまり変わってないような気がしますね。僕にとって役に立ったのは勃起と夢精のことだけでしたね。その話を聞いていなければ、突然夢精なんかした日にはビックリしてうろたえていたと思います。事前に聞いていたおかげで、これが精液なんだって何の疑いもなく受け入れられましたから。でもそれ以外の話、たとえば避妊とか中絶の話もしていたと思いますが、僕にとっては何を言いたいのか全く理解できませんでした。それは結局、セックスの生々しいところを避けてオブラートに包んでいるからでしょう? いくら妊娠の危険性を訴えても、それじゃ性の知識がない子供が聞いても全く理解できませんよ。

たとえばの話、男の人と女の人が結婚するとなぜ子供ができるのか僕には理解できなかったんですよ(笑)。もちろん学校の授業では卵子と精子が合体すると受精卵になり、それが成長して赤ちゃんになるみたいなことは教わるんですけど、それじゃどうやって女の人の体に精子を入れるの?という肝心のところがずっとわからなかったんです。これは冗談じゃなくて中学3年頃までずっと謎のままでした(笑)。

これって結局、セックスという現実を避けているから理解のしようがないんですよね。もちろんませた子供はそんなこと知ってるでしょうから言わなくてもわかるみたいなところがあるんでしょうけど、奥手な子供にとっては誰にも聞くことができず本当にわからないままなんです。これが平等な教育と言えるでしょうか?

日本の性教育は肝心のところを巧妙に避けているから話を聞いてもほとんど理解できないままになるんですね。そんな中途半端な性教育をやる意味があるんでしょうか? 最近はインターネットの普及で性情報が氾濫しており、中には間違った情報も少なくありません。そのせいで不安に陥ったり、誰にも相談できなくて悩んでしまう子も出てくるわけです。今こそまさに中途半端ではない性教育が求められている時代だと思います。

イギリスやフランスあたりではセックスの実写映像を使って性教育を行っているとも聞きます。やっぱり映像の力は強いんです。そこまでやればどんなに遅れた子でも必ず理解できます。それで初めて避妊について教える意味があるんです。だってセックスを教えずに避妊の方法だけ教えても何のことか理解できるはずがないんですから・・

オナニーについてもきっちり教えるべきだと思いますね。思春期の男子にとって最も多い悩みはオナニーに関することですから、初めからきっちり教えてもらえば悩まずに済むんです。自分は夢精のことを聞いて知ってましたから、いざ精通を迎えたときも慌てることはありませんでした。ちゃんと教えたことは役に立っているんですよ。ただオナニーのことは教えてもらえなかったので、オナニーを覚えるまでずいぶん遠回りしました(笑)。こういうことって親にも相談しにくいことですから、学校が責任を持って教えるべきだと思いますね。

今も昔も性教育にはいろいろ問題があるんでしょうけど、結局は教員がやりたがらないのが最大の問題なんでしょうね・・

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